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ドラフト指名を受け、記者会見にのぞんだ(左から)高知ファイティングドッグスの定岡智秋監督、若松尚輝投手、嶋村麟士朗捕手=2024年10月24日午後9時5分、高知県越知町、蜷川大介撮影
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 24日に開催されたプロ野球ドラフト会議で、四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグス(高知FD)の若松尚輝(なおき)投手(24)がDeNAから4位指名を受けた。高知FDの嶋村麟士朗(りんしろう)捕手(21)も阪神から育成2位指名され、2人は同日夜、チームの練習拠点がある高知県越知町で記者会見した。

 若松投手は北海道出身で、札幌学院大学時代に野手から投手に転向。昨年入団し、先発投手を務めてきた。昨秋ひじの手術をして今季は6勝4敗。身長183センチの右腕で、最速152キロの直球を軸に制球も良い。

 満面の笑みで「本当にうれしい。高知で独立リーガーを支えてくれる人たちに囲まれ、恵まれた環境だった。プロでも2桁勝利できるピッチャーになりたい」と話した。

 嶋村捕手は高知市出身。高知商業高時代は三塁手などをした。福井工業大を中退して22年夏に高知FDに入団。今季は捕手をしながら打率3割5分、5本塁打。3年前に高知高から阪神へ入団した森木大智選手とは、県選抜チームでバッテリーを組んだこともある。

 会見では、高知商や高知FDでプレーした藤川球児さんが監督に就いた阪神に縁を感じると明かし、「元気で明るく楽しくやるプレーをみてほしい」と意気込みを語った。

 ドラフト会議では、明徳義塾高校3年の竹下徠空(らいあ)選手(17)も巨人から育成6位で指名された。島根県出身で身長183センチと体格に恵まれ、長打力がある。今夏は一塁手の4番打者で甲子園出場を果たした。(蜷川大介)

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